ビル一室を居住スペースに
先日、ビルの一室を住居スペースに、というご依頼のリノベーションが完了し、お引渡しをしました。
今回のリノベーションは、間取り変更というより、間取りを一から考える事からスタートしました。
元々はワンフロアの一室だったため、その中に生活に必要となるスペースや建材の配置等を考え、図面を起こしました。
何度かの図面変更後、工事がスタート。
今回はお客様支給の材料が有ったり、その都度決めて進めて行く事が多かったり、何よりも工期が通常より短かったため、一日一日の作業配分や、協力業者さん同士の兼ね合いなどを、とにかく緻密に進めていく必要が有りました。
幸いなことに、弊社にいつも協力して下さる業者の皆様の職人技と、柔軟性のお陰で工期も間に合い、素敵な住空間が仕上がりました。
そして。お客様のセンスの良さには髄所で感嘆…。色や素材の選ばれ方、素晴らしいの一言です。
“限られた空間を最大限に活かし、心地良く住まう場所を作る”。
今回はそういったとてもシンプルで、でもなかなか上手くまとまらなかったりするこのテーマを、お客様始め、工事に携わって頂いた皆様のお陰で、カタチにする事が出来ました。
家とは。最近良く考えるのですが、家とは何だろう…。
建てる場合も、直す場合も、このシンプルなテーマを先ず考える事がとても大切な気がします。
“こんな風な家”、“こういうスペースがある家”…。もちろん、そういった事も大切ですが、 “家とは” そこに住む人(住んでいる人)にとってどんなモノとしていくべきか、どんなモノとなっていって欲しいのか。
何だか大きなテーマみたいに語ってしまいましたが(^_^;)、そのシンプルなテーマを考える事で、本当に必要な家のカタチをご家族ごとに見つけられる様な気がします。
今回のリノベーションでは、本当に沢山の事を考え、初心に帰り…色々な事を学ばせて頂きました。
素敵な空間作りのお手伝いをさせて頂けた事に感謝です!
ご依頼、ありがとうございました。
【Before】
【After】
↑玄関扉は、オーダーメイド
↑デコ窓がアクセントに
↑可動式ハンガーパイプの大容量収納スペース
↑洗面台はオーダーメイド、ミラーキャビネットはお客様支給
↑洗面とトイレ床にはサーモタイルを使用
↑キッチンスペース
↑キッチンスペース後ろの階段下収納
玄関ホール~キッチンスペースの間の収納
キッチン近くの可動棚は、+引き出し式
↑木製天井がナチュラルかつモダンな雰囲気