サンルーム増築とは?費用・種類・注意点も解説

サンルームを増築することで、住まいは新たな魅力を手に入れます。
光あふれる空間は、くつろぎの場、趣味の空間、そして家族の思い出を作る舞台へと変わります。
しかし、増築には費用や手続き、注意点など、考慮すべき点が数多く存在します。

今回は、サンルーム増築を検討されている方が、スムーズに計画を進められるよう、費用や種類、メリット・デメリット、そして増築時の注意点などを分かりやすく解説します。

サンルーム増築の費用と種類

サンルーム増築にかかる費用相場

サンルーム増築の費用は、種類や規模、オプションによって大きく変動します。
一戸建て住宅の庭への増築の場合、床納まりタイプでは50~110万円、土間納まりタイプでは45~90万円程度が相場です。
ただし、土間納まりタイプは既存の床を利用する場合の金額であり、床の新設が必要な場合は追加費用が発生します。

2階への増築は、バルコニーの有無によって費用が異なります。
バルコニー囲いタイプは45~70万円、バルコニー納まりタイプ(土台作成が必要)は45~75万円程度が相場です。

費用に影響を与える要素

費用に影響を与える要素は複数あります。
サンルームの大きさや材質、デザインはもちろんのこと、基礎工事の有無、オプション工事の有無も大きく関わってきます。
例えば、物干し台、日除け、換気扇、LED照明などのオプションを追加すると、数万円から数十万円の追加費用が発生します。

また、既存のウッドデッキ上に増築する場合、ウッドデッキの強度によっては補強工事が必要になる場合があり、費用が増加する可能性があります。
基礎工事が必要な場合も、費用が大幅に増加します。

サンルームの種類と特徴

サンルームには、大きく分けて床納まりタイプ、土間納まりタイプ、バルコニー囲いタイプ、バルコニー納まりタイプの4種類があります。

床納まりタイプは1階の庭に設置し、住まいの床と同じ高さにすることでスムーズな出入りが可能です。

土間納まりタイプも1階の庭に設置しますが、既存の床を利用するため、住まいとの間に段差が生じます。

バルコニー囲いタイプは2階のベランダやバルコニーに設置するタイプで、既存の空間を囲う形で施工します。

バルコニー納まりタイプは、バルコニーがない2階に設置するタイプで、新たに土台を作成する必要があるため、費用が高くなる傾向があります。

それぞれのサンルームの種類別の費用相場

上記で述べたように、サンルームの種類によって費用相場は異なります。
床納まりタイプは50~110万円、土間納まりタイプは45~90万円、バルコニー囲いタイプは45~70万円、バルコニー納まりタイプは45~75万円程度です。
これらの金額はあくまで目安であり、実際の費用は、サンルームのサイズ、材質、オプション、工事の難易度などによって変動します。

サンルーム増築のメリットデメリットと注意点

サンルーム増築のメリット

サンルームを増築することで、様々なメリットが得られます。
天候に左右されずに洗濯物を干せるスペースが確保できる、ペットや子供のための遊び場として活用できる、リビングの延長として開放的な空間が生まれる、ガーデニングや趣味の空間として利用できるなど、生活の質を高める効果が期待できます。

また、サンルームが断熱材の役割を果たすことで、エアコン効率の向上にも繋がることがあります。

サンルーム増築のデメリット

サンルーム増築には、デメリットも存在します。
夏場の高温、冬場の寒さ対策が必要となる場合があり、適切な空調設備の設置が重要です。
また、ガラス張りであるため、プライバシーの確保が難しい場合があります。
カーテンやブラインドなどの設置が必要となるかもしれません。
さらに、増築によって固定資産税の増加や、住宅保証への影響も考慮する必要があります。

増築における確認申請と手続き

サンルームの増築は、建築基準法に基づき、確認申請が必要となる場合があります。
特に防火地域や準防火地域では、面積に関わらず確認申請が必要となります。
それ以外の地域でも、増築面積が10㎡を超える場合は、確認申請が必要となることが多いです。

申請には費用と時間がかかるため、計画段階から余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。

固定資産税の増加

サンルームの増築は、建物の床面積の増加に繋がり、固定資産税が増加する可能性があります。
増築後には、市町村に届け出を行い、固定資産税の再計算を行う必要があります。

住宅保証への影響

サンルームの増築工事は、住宅メーカーの保証に影響を与える可能性があります。
外壁に穴を開けるなどの工事を行う場合、保証が適用外となるケースもあるため、事前に住宅メーカーに確認することが重要です。

その他注意点と対策

サンルームの増築を検討する際には、メンテナンスの容易さ、素材の耐久性、採光条件なども考慮する必要があります。
夏場の暑さ対策として、遮熱ガラスや日よけ、換気設備の設置を検討しましょう。
冬場の寒さ対策として、断熱材や床暖房の導入も有効です。
また、雨音対策として、防音性の高い屋根材を選択するのも良いでしょう。

まとめ

今回は、サンルーム増築に関する費用、種類、メリット・デメリット、そして増築時の注意点について解説しました。

サンルームは、生活空間を豊かにする魅力的な空間ですが、増築には費用や手続き、様々な注意点が存在します。
計画段階からしっかりと情報を集め、専門家への相談も積極的に行いながら、快適なサンルームライフを実現しましょう。

費用面では、種類や規模、オプションによって大きく変動するため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
増築による固定資産税の増加や住宅保証への影響についても、事前に確認しておきましょう。
快適なサンルームライフを送るためには、適切な計画と準備が不可欠です。

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