土壁の魅力
現在リノベーション中の古民家の土壁。これ、再利用出来るんです(^.^)
今回の古民家には、沢山の土壁部分があり、使用できる部分はそのまま使用しています。
ただ、穴が開いたりしている所も随所にあるので、そこはお施主様が土壁を再利用して、ペタペタ穴ふさぎ(^^♪
乾いた土壁を踏んで、ある程度水を加えて混ぜたら、また土壁として利用出来ます!
少しだけお手伝いをさせて頂きペタペタ(*’ω’*)
なかなか面白い感覚でした。
昔の家は、こんな風に再利用できるモノが使われていたんだなぁと…
今の家は断熱性や耐震性など高機能になっていて、もちろん色んな面で優れているとは思いますが、昔の家づくりは自然にとっても近いんだなぁと思いました。
ウチの裏の山を刈って貰った時に、その職人さんと話をしましたが、昔はお風呂は薪を焚いて沸かし、竹は稲作で稲を乾かすのに使ったり。
だから、山もちゃんと管理されていたんですよね。
時間のかかる事が多い生活だったと思いますが、自然を大切にした丁寧な暮らしで、消費するのみではない、循環型の生活だったと思います。
ウチも実家にお風呂の焚口があったので、そういう生活は懐かしいです。
なかなか火が点けれず、祖父にコツを聞いて何とか点けれましたが、祖父が薪に火を点けるのは手際よくて早かったです(^.^)
温暖化が進んで、今までにないような災害が起こるここ数年。
便利さや早さ、快適さの追求はホントにすごいスピードで進化し続けています。
が、今だからこそ、少し昔の丁寧でちょっと不便だった時の事を思い出して立ち返る、そんな事が必要になって来ているんじゃないかと思います。