廊下を下さい!(平屋について)
数日分たまった(ためた)、洗濯物をやっとたたんだ杉原です。前回ブログで次回は、平屋について…と言ってましたが、その前に。
建築業界にあって、先ず言われないのが、’廊下を下さい’、です。
ついでに’階段下さい’、もです。
この廊下と階段って、それのみについてなんてなかなか考えませんよね。
手すりをつける、とかはあると思いますが。
家には当然の様に存在するこの二つ(2階建ての家の場合)。
…いります?
いや、2階に上がるには階段、モチロンいりますよね(~_~;)
廊下だって、ないと他の部屋に行けませんもんね。
そこで、これが平屋だったら?
…階段、必要なくなりますよね。
間取りも工夫したら、もしかして廊下もいらないんじゃ?
廊下なしで、他の部屋との行き来が可能になったら、その分必要だった、建具の数も減ります!
高い、と言われる平屋ですが、それはなぜでしょう?
・基礎や屋根の面積が多くなる(その部分の材料が多く必要となる)
・坪単価計算をすると割高になる
上記2点が主な原因ではあると思いますが、実は、2階建てに比べて、平屋の方にメリットがある部分もあります。
・外壁面は2階建ての方が多くなる(その分材料が多く必要となる)
・2階用トイレ不要
・階段不要
・2階部分の廊下不要
どうでしょう?2階建てでない分、不要な物も出てきますよね。
大体1帖=25~30万円として、家全体の廊下が6帖の場合、約150~180万円のコストが廊下に掛かっている事になります。
廊下に↑こんな値札貼られていたら、ただ通るだけの所にそんな金額、支払いたくないですよね~(;´・ω・)
でも、平屋には広い土地が必要だし、2階がないと子供部屋がつくれないでしょ?という声が聞こえてきます…。
SIMPLE NOTEの最大の特徴が、今までの常識を常識としない家づくりです。
弊社ホームページの写真や、SNSで見られるSIMPLE NOTEの家の特徴として、一番’ん?’と思うのが、外側に窓があまりないことではないですか?
これには、色んな理由があるのですが、そのうちの大きな3つが、
・防犯性UP
・外壁が外構(柵など)の機能も持つ
・窓は、設計を工夫することで、内側に取り付け、採光・風がよく入るようにする
外壁が外構の役割を果たすことで、土地を建物部分により多く使うことが可能になり、設計を工夫し、中庭にデッキを付けたりすることで、不要な廊下はいらなくなります。
確かに、廊下で区切られない部屋の場合、プライバシーが守られにくいというデメリットはあります。
ただ、今までのスタンダードな、’2階に子供部屋(しっかりプライバシーを守られる )’にもデメリットがあり、このしっかりとプライバシーが守られたからこそ、引きこもりの一つの要因となってしまっている、という事もあります。
そういった事を考えると、程よくプライバシーが守られる方が良いのではないでしょうか?
そして、子供が独立した後に残った2階の子供部屋に、年を重ねた夫婦二人の部屋を…というのも、上がり降りを考えると、それは難しいのではないでしょうか?
年を取ったら、生活動線はなるべく近い方が良いし、階段だってなるべく使いたくはないですよね。
どうしても平屋が難しい土地の場合は、一部2階にする、という方法もあります。
SIMOLE NOTEでは、土地の形状に合わせた家づくりと、設計の工夫で無駄を省いた家づくりを提案します。
平屋について、ちょっぴりでしたが、何か参考になる部分があったら嬉しいです。